Billboard JAPAN


Special Contents

グラミー&アカデミー賞受賞!フライト・オブ・ザ・コンコルズって何?ブレット・マッケンジーって何者?

ブレット・マッケンジー
インタビュー

 人気コメディ・ミュージック・デュオ、フライト・オブ・ザ・コンコルズのメンバーとして大ブレイクし、米ビルボード・アルバム・チャート3位を記録。グラミー賞、アカデミー賞の受賞歴を持つブレット・マッケンジーの最新インタビューをお届け!

フライト・オブ・ザ・コンコルズって何?


写真

フライト・オブ・ザ・コンコルズ (L→R:ジャメイン・クレメント / ブレット・マッケンジー)

「Flight Of The Conchords S1 DVD Trailer」
▲ Flight Of The Conchords S1 DVD Trailer

 ブレット・マッケンジーとジャメイン・クレメントによるコメディ・ミュージック・デュオ、フライト・オブ・ザ・コンコルズ(FOTC)。大学時代に出会い、地元ニュージーランドやオーストラリアでのライブやTV出演が話題となり、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゲーム・オブ・スローンズ』などで知られる米大手CATVのHBOに見初められ、彼らを題材としたTVシリーズが2007年~2009年にかけて放映に。NYで成功を収めようと奮闘する新人バンド、フライト・オブ・ザ・コンコルズの日常をユル~く描いたこのシリーズでは、自ら作詞・作曲・演奏をこなし、ラップ、バラード、エレクトロ、時にはデタラメなフランス語でも歌っちゃう、世間知らずな田舎者で冴えないけれど、なんだか憎めない2人の姿は全米に爆笑の渦を巻き起こす。

「Man or Muppet winning Best Original Song」
▲ "Bowie" / Flight Of The Conchords

 さらには、本格的な(?)ミュージシャンでないにも関わらず、ニルヴァーナなどを輩出した名門インディー・レーベル、サブ・ポップと契約。『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』、『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・コナン・オブライエン』へTV出演のみならず、ボナルーなどの大型音楽フェスティヴァルへも出演し、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドなどで精力的にツアーも行う。2007年にリリースされたEP『The Distant Future』は、翌年のグラミー賞で最優秀コメディ・アルバム賞を受賞、同年にリリースされたデビュー・アルバムは米ビルボード・アルバム・チャートにて初登場3位を記録するなど、単なるコメディ・デュオではなく、そのミュージシャンシップも高く評価されている。2012年には、地元ニュージーランドで10日間に及ぶ再結成ツアーを決行。同郷のロードの人気に匹敵するかは否や、チケットは10分たらずでソールド・アウトするなど、いまだに根強いファンがおり、シリーズの映画化の噂も後を絶たない。

ブレット・マッケンジーって何者?

「Man or Muppet winning Best Original Song」
▲ "Man or Muppet" from "The Muppets" winning Best Original Song

 そんなFOTCのおとぼけ不思議ちゃん担当のブレットを演じたブレット・マッケンジー。ギター、ウクレレ、ドラム、キーボードを弾きこなし、フュージョン・バンドのザ・ブラック・シーズやウェリントン・インターナショナル・ウクレレ・オーケストラに所属するなど、異色の経歴を持つ彼。マペットっぽいルックスも功を奏してか(?)、2010年に映画『ザ・マペッツ』の音楽監修を任される。作詞・作曲した映画主題歌の「Man or Muppet」は、【第84回アカデミー賞】にて歌曲賞を見事受賞。続編となる『マペッツ・モスト・ウォンテッド』の音楽監修も務めることに。もちろん俳優としても活動しており、かなりチョイ役だが『ロード・オブ・リングス』や『ホビット』シリーズにも出演。

 2011年に公開された映画『ザ・マペッツ』の続編となる『マペッツ・モスト・ウォンテッド』では、世界を股に駆ける大泥棒コンスタンティンが、自分にそっくりなカーミットのふりをして様々な悪事を働くというストーリー。老若男女に愛される長寿シリーズということもあり、映画・音楽界にも数多くのファンを持つマペッツ。今作には、トニー・ベネットをはじめ、レディー・ガガ、セリーヌ・ディオン、パフ・ダディー、ジョシュ・グローバン、アッシャー、トム・ヒドルストン、ジェームス・マカヴォイ、クロエ・モレッツなど多くのセレブたちが登場し、FOTCでブレットの相方を務めるジャメイン・クレメントも出演。全米では、2014年3月21日に公開されている。


ブレット・マッケンジー 最新インタビュー



「Muppets Most Wanted Soundtrack (Official Album Sampler)」
▲ "Muppets Most Wanted" Soundtrack (Official Album Sampler)

??前作に引き続き、映画『マペッツ・モスト・ウォンテッド』でも音楽監修を務めていますね。前回から何か変化はありましたか?

ブレット・マッケンジー:前作は2~3曲だけの参加だったけど、今作ではすべての曲を手掛けたんだ。前回は制作過程の途中から加わってちょこちょこ手を加える感じだったけど、今回は最初から携わってる。1曲ずつ書くのではなくて、最初から全体像を見据えながら曲を作っていったよ。スタジオにも信頼してもらえるようになったし。当時スタジオの人間は、誰も(フライト・オブ・ザ・コンコルズを)知らなかったんじゃないかな。だから、よくわからないニュージーランド人がやってきたって思ってて、僕がどういうことをしようとしていたか不安だったみたい。今回はあまり干渉してこなかったし、みんなとてもサポーティヴだったね。

??『ザ・マペッツ』の為に曲が書けると、みんなに証明しなければならなかった。

ブレット:(笑)。マジで。マペッツの面白いところは、神聖であるととも馬鹿馬鹿しくもある。僕はマペッツを見ながら育った世代だから、与えられた仕事には真剣に取り組んだ。伝統をぶち壊したくなかったからね(笑)。コンコルズの時も、パロディっぽい曲を作っていたけど、パロディというよりはオマージュっていう風に捉えてたから。

NEXT PAGE
  1. < Prev
  2. (フライト・オブ・ザ・コンコルズの映画については)
    タイミングがいいときに実現すると思うよ
  3. Next >
(フライト・オブ・ザ・コンコーズの映画については)
タイミングがいいときに実現すると思うよ

「Man or Muppet 」
▲ "Man Or Muppet" / Jason Segel, Walter, The Muppets

??前作のサウンドトラックや収録曲「Man or Muppet」のヒットをうけて、人々が何故マペッツが歌う曲に共感するか、ブレットなりにどんな風に解釈していますか?

ブレット:人形が歌う曲を書くっていうのは、とっても奇妙。今では僕も熟練者となった。マペッツの成功の大切な要因は、彼らが完璧じゃないということ。そこにすごく共感できるんだと思う。声、パフォーマンスにとっても個性が溢れてて、変な意味人間みたいな感じだ。メイン・キャラクターのカーミット、ミス・ピギー、フォジーたちなんて、40年経った今でもどこも衰えてない。映画の作業にのめり込むと、彼らが人形だって忘れちゃうぐらいだよ(笑)。

??『ザ・マペッツ』の為に曲を作ることは安易になってきていますか?彼らの視点がより理解できるようになりましたか?

ブレット:うん、かなりやりやすくなってるね。今では、めちゃくちゃ下手なマペッツのモノマネしながら自分でデモから作ってる。結構モノマネも様になってきてて、僕のミス・ピギーは、もうちょっとで劇中に使われそうだったんだ。一番得意なのは、彼女の声だね。今後キャリアが廃れていったら、ミス・ピギーのツアーをやることもできると思うよ。

??大人の男性によるヘンテコなミス・ピギーのカヴァー・バンドみたいな…。

ブレット:(笑)。そうミス・ピギーのトリビュート・バンド。

「Camilla and the Chickens」
▲ "Forget You" / Camilla and the Chickens

??カヴァーと言えば、今回のサウンドトラックでマペッツが「Moves Like Jagger」のカヴァーをしてますよね。“マペッツ的”なポップ・ソングというのは?

ブレット:曲中に動物の名前が出てくるものは最高だよね。僕が個人的に好きなのはエルトン・ジョンの「Crocodile Rock」。にわとりたちが歌ったシーローの「Fuck You」はキュートだったよね。

??リッキー・ジャーヴェイスと絡みはありましたか?

ブレット:彼がロンドンのスタジオでヴォーカル録りをしていた時に一緒にいたよ。僕は彼の大ファンなんだ。80年代にバンドに所属していたのは知ってる?
 そうなんだよ。彼はすごくいいロックンロール・ヴォイスの持ち主だと思うんだ。望むのであれば、ブルース・スプリングスティーンのようなキャリアを歩むことだって可能だと思う。とってもビッグで、パワフルで、重厚で。ミートローフのような要素もあるよね。後は、パフォーマンスの途中で笑い出しちゃうのをこらえることができれば完璧。そこが彼のロックンロール・ショーの唯一の難点だと思う。すぐにゲラゲラ笑いだしちゃうんだ。

??2人で何か音楽をプロジェクトをやってみようとか、話はしなかったのですか?

ブレット:してないよ。でも、いいアイディアだね。

「Flight Of The Conchords」
▲ "Hiphopopotamus vs. Rhymenoceros" / Flight Of The Conchords

??先ほど、フライト・オブ・ザ・コンコルズの名が挙がりましたが、数年前映画を作るという話がありましたよね。進捗はどうですか?

ブレット:えーと…。すごーくゆっくりと言ったら誇張かな。まだあまり手を付けてないね。タイミングがいいときに実現すると思うよ。

??他には何か新たなプロジェクトに取り掛かっていますか?

ブレット:ワーナー・ブラザーズのおとぎ話のミュージカルに携わってる。またほんとに最初の段階だけど、何曲か書くことになってる。いくつか脚本も書いていて、一つは20世紀フォックスのNASAの基地を題材にしたアニメーション・コメディ映画。廃墟となったNASAの基地。まだ発展段階で、スケッチを書いたりしてて、僕は脚本を書いてる。現状の仮タイトルは「Work Space」だよ。

??昨年「Man or Muppet」でオスカーを受賞したので、今年は曲に投票することができたのですか?

ブレット:いいや。受賞すると自動的に…それか間違ったフォームに記入したのかもしれないけど、僕は投票してないよ。

??多分何らかのフォームには記入しないとダメだと思いますよ。

ブレット:僕はニュージーランドに住んでるから、色んなフォームが手元に届かないんだ…。僕は「Happy」の大ファンだよ。あの曲が受賞しなくて残念だったな。

Q&A by Mike Ayers / 2014年4月1日 Billboard.com掲載

"Muppets Most Wanted" Official Trailer

関連キーワード

TAG

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    新世代にCDは不要か?! 米津玄師とONE OK ROCK【Chart insight of insight】

  2. 2

    ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション来日記念特集~故プリンスを支えたベテランから秘蔵っ子まで…来日公演参加メンバーのキャリアを総ざらい

  3. 3

    赤西 仁 ツアーファイナル@幕張メッセ公演のライブ・ビューイング決定

  4. 4

    篠崎愛 バースデーライブでメジャー1stアルバム発売を発表! 恋するアップチューン「UNICORN」先行配信スタートも

  5. 5

    クインシー・ジョーンズ、M・ジャクソン/ビートルズ/ヒップホップに対し毒舌再び

SPECIAL

インタビュー・タイムマシン

more

more

HOT IMAGES

注目の画像