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2CELLOS 『スコア』発売記念インタビュー&サイン入りポラロイド写真を抽選で2名様にプレゼント!



2CELLOS インタビュー

 クロアチア出身チェリストのルカ・スーリッチとステファン・ハウザーによるユニット、2CELLOS。約2年振りに4枚目となるオリジナル・アルバム『スコア』を2017年2月22日に日本で世界最速リリースした。今回のテーマは、かねてから2人の夢でもあった映画音楽だ。さらにロンドン交響楽団との共演によって、初のオーケストラとの録音作品を生み出し、よりスケールの大きいサウンドを実現している。今回、プロモーション来日を果たした2CELLOSに、本アルバムについての思いや彼らが伝えていきたいことについてインタビューした。

1度に2つの夢が叶ったような気分さ

−−今回のアルバムはロックではなく映画音楽がテーマですね。映画音楽の魅力とは何でしょうか?

ステファン:やっぱり、音楽の美しさだね。映画音楽には音楽に寄り添うストーリーがあり、感情がある。そして音楽自体が映画全体の雰囲気を作りだす大きな役割を担っている。どの作品も、とても感情豊かな音楽ばかりだと思うよ。

――しかも、今回は世界有数の交響楽団の1つであるロンドン交響楽団と共演をされています。

ステファン:そうなんだ! ロンドン交響楽団と共演できるなんて、1度に2つの夢が叶ったような気分さ。それに、映画音楽とオーケストラというのは相性がばっちりなのさ。今回、ロンドン交響楽団との共演のおかげで旋律の美しさと、曲に込められた思いや感情をより一層引き出すことができたと思っているよ。

ルカ:ロンドン交響楽団はロンドンのみならず世界中で愛されている素晴らしいオーケストラなんだ。それに、僕たちはロンドンに留学していたから、学生時代から彼らと共演することは夢だったんだよ。



▲2CELLOS - The Show Must Go On [OFFICIAL VIDEO]


−−実際に、演奏してみていかがでしたか?

ルカ:彼らの演奏は、まるで一緒に呼吸をしているようで、音楽がまさに1つになっていた。今回、一緒に演奏したことで、その素晴らしい一体感を肌で実感することができて、とても感動したよ。

−−お2人のサウンドは、ふくよかな音色からエレキギターのような音まで、楽曲に合わせて様々に変化するところが魅力です。今回は、どのような音作りを意識しましたか?

ルカ:今回のテーマである“映画音楽”の美しさ、ロマンティックさ、そして感情の豊かさを表現するために、みんなのハートに直接届くような音作りを意識して作ったよ。それに、今回はもう1つスペシャルなことがあったんだ。

−−なんでしょう?

ルカ:ロンドンで有名な老舗楽器店のジョン・アンド・アーサー・ベアーが、僕たちのためにストラディヴァリウスとアマティを貸してくれたんだ。ジョン・アンド・アーサー・ベアーは、世界的な演奏家たちが買いにくるような、19世紀から続く老舗楽器店なんだけど、今回のアルバムの制作が決まった時に、友人を通じて連絡をしたんだ。そうしたら、彼らも僕たちの活動に興味を持ってくれていたんだ。それに彼らにとっても僕らのような若いアーティストが演奏することで価値が高まると感じてくれて、今回2本借りられることになったのさ。

−−どちらがストラディヴァリウスで、どちらがアマティを使っているのですか?

ステファン:僕がストラディヴァリウスを使っているよ。

ルカ:僕はアマティだ。

−−どうやって決めたんですか?

ステファン:僕は知名度だよ。

ルカ:(笑)。僕は、サウンドさ。

−−演奏してみて、いかがでしたか?

ルカ:「素晴らしい」の一言に尽きるね。

ステファン:そうだね。ストラディヴァリウスを弾いてから、自分たちのチェロを弾いてみたら、より一層ストラディヴァリウスの素晴らしさを実感したよ(笑)。僕たちは、まだストラディヴァリウスを買えるほどのお金は稼いでいないからね。



▲『M21 - 許し forgiveness』(映画『怒り』主題曲) 坂本龍一 feat. 2CELLOS


−−お2人の活躍ぶりだったら、来年あたりに買えるようになるんじゃないですか?

ルカ:2人で1本なら買えるかな。2CELLOSじゃなくて、1CELLOになっちゃうけどね。

ステファン:そうだね。1本だったら買えるけど、ご飯を食べるお金がなくなっちゃうよね。

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今だからこそ音楽を通じて伝えていきたいメッセージ

−−今回のアルバムでは、「ある愛の詩」や、「シンドラーのリスト」など様々な名作映画の音楽が取り上げられています。それぞれ好きな映画は何ですか?

ステファン:今回のアルバムで演奏した曲は、どれも伝説と言えるような有名な作品ばかりだ。それに有名になった理由もそれぞれ違うから、1つを選ぶのは難しいよ。

ルカ:たしかに、それぞれ歴史に残る素晴らしい芸術作品ばかりで、1つの作品を選ぶのは難しいよね。ちなみに、僕はロマンチックさと悲劇のバランスが取れた作品が好きなんだ。だから、『ニュー・シネマ・パラダイス』や、『マレーナ』、『タイタニック』は大好きだよ。

−−アルバムの1曲目に収録されている「ゲーム・オブ・スローンズ」メドレーは、ルカさんのお父さんの故郷でもあるドゥブロヴニクで撮影されたんですよね。

ルカ:家から100mくらいのところで撮影したんだ。海沿いのところで演奏したんだけど、友達の船が写っちゃって邪魔だったから、移動させてもらったんだ。



▲2CELLOS - Game of Thrones [OFFICIAL VIDEO]


−−そんなエピソードがあったんですね。

ルカ:僕の地元だからね(笑)みんな何でも協力してくれるのさ。

−−ドゥブロヴニクとは、どんな街なのでしょうか。

ルカ:ドゥブロヴニクは、世界遺産にも認定されているとても美しい街さ。クロアチアの中では1番の観光地で、毎日色んな国から観光客が来ているよ。ドゥブロヴニクは、国として独立した都市国家なんだ。それでいて、外交がとても上手い。トルコやベネチアと外交しながら国家として独立を守っているから、歴史的な建築物や独自の文化が今でも数多く残っているのさ。ちなみに、今回メドレーを収録した場所は、「ゲーム・オブ・スローンズ」で実際撮影された場所なんだ。だからMVの収録もここにしたんだよ。

−−「ムーンリヴァー」のミュージックビデオも最近公開されましたね。

ステファン:あれも、ドゥブロヴニクで演奏したんだ。「ゲーム・オブ・スローンズ」を収録した次の日にね。

−−チェロをギターのように持って演奏されている姿が印象的でした。あのアイディアは、どこから?

ステファン:僕だよ。僕は、天才だから(笑)。映画でオードリー・ヘプバーンがギターを弾いているようなリラックスした雰囲気で、弾いてみようと思ったんだ。



▲2CELLOS - Moon River [OFFICIAL VIDEO]


−−5月には、リリースを記念したコンサートツアーもありますね。

ルカ:今回のコンサートは、とても新しいコンセプトになっているんだ。第1部はアルバムの中からオーケストラと一緒に映画音楽を、2部もオーケストラと一緒にロックを演奏するよ。

−−ロックの曲も、オーケストラと一緒に?

ステファン:そうさ。ドラムとオーケストラと一緒に、ロックをするんだ。2016年12月にシドニー交響楽団と一緒に、シドニーオペラハウスでもやったんだけど、とても新しいステージになると思うよ。

−−楽しみですね。では最後に、お2人が音楽を通じて伝えたいことは何ですか?

ステファン:僕は、音楽の美しさを表現し続けて、僕らの音楽を聴いている人を一体にしたいんだ。そして僕たちが音楽を愛している気持ちを、シェアしていきたいと思っているよ。

ルカ:今、残念ながら政治によってそれぞれの国が対立し合っている。でも、どんな時代でも音楽は世界を1つにすることができるんだ。僕たちは、そういうポジティブなメッセージを、今だからこそ伝えていきたいと思っている。僕らの音楽は、インストゥルメンタルで歌詞がない。だから、言葉の壁がなく世界中の人に直接伝えることができるんだ。僕らの音楽は、火星にだって届けることができるんだよ。

2CELLOSのサイン入りポラロイド写真を抽選で2名様にプレゼント!

写真

応募〆切:2017年3月14日(火)正午までに、Billboard JAPANの公式twitterアカウント(@Billboard_JAPAN)と洋楽専用アカウント(@BillboardJP_INT)を両方フォロー&ハッシュタグ#2Cellos_PolaJPでツイートした読者の中から抽選で2名様に取材時に撮影したサイン入りポラロイド写真をプレゼント!下記注意事項を必ず確認の上、ふるってご応募下さい!

・写真は選べません。予めご了承ください。
・応募締め切りは、2017年3月14日(火)正午となります。
・当選者の方には、@Billboard_JAPANよりDMを送ります。当選時に@Billboard_JAPAN@BillboardJP_INTをフォローされていない場合、当選は無効となります。
・当選は発送をもって代えさせて頂きます。

2CELLOS「スコア」

スコア

2017/02/22 RELEASE
SICP-31122 ¥ 2,700(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.「ゲーム・オブ・スローンズ」メドレー
  2. 02.メイ・イット・ビー (『ロード・オブ・ザ・リング』より)
  3. 03.フォー・ザ・ラヴ・オブ・ア・プリンセス (『ブレイブハート』より)
  4. 04.ある愛の詩 (『ある愛の詩』より)
  5. 05.ニュー・シネマ・パラダイス (『ニュー・シネマ・パラダイス』より)
  6. 06.ムーン・リヴァー (『ティファニーで朝食を』より)
  7. 07.「ゴッドファーザー」愛のテーマ (『ゴッドファーザー』より)
  8. 08.マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン (『タイタニック』より)
  9. 09.「レインマン」のテーマ
  10. 10.カヴァティーナ (『ディア・ハンター』より)
  11. 11.マレーナ (『マレーナ』より)
  12. 12.「シンドラーのリスト」よりメイン・テーマ
  13. 13.「炎のランナー」よりタイトルズ
  14. 14.ナウ・ウィ・アー・フリー (『グラディエーター』より)
  15. 15.M21 - 許し forgiveness (『怒り』より) <日本盤ボーナス・トラック>

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